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福田首相「誤解招く表現ありおわび」・年金記録問題
福田康夫首相は17日夕、約5000万件の年金記録の特定作業が難航している問題で、「党のビラなどで誤解を招く表現があったことは事実だ、このことはおわび申し上げなければいけないと思っている」と陳謝した。さらに「年金問題はとても大きな問題だ。政府に対する信用を失墜させるような大きな事で、それも30年、40年かかって起こったことだ」と問題の根深さも強調。「年金制度を再構築しなければいけない。このままだったら崩壊する」と危機感を示した。
年金記録問題に関する今後の対応は、「当初の予定通り来年3月までに名寄せし、順次(年金加入者に)手紙を出していく作業をする」と説明。ただ、「完全にできるかどうかが問題。全部やってみなければ分からない」とした。
週末に報道各社が実施した世論調査で福田内閣の支持率が急落したことと年金問題の関係については、「年金問題は大きいから、順調にいっていないのであれば信頼を失うこともあるかもしれない」と述べた。
首相官邸で記者団の質問に答えた。〔NQN〕 (18:39)