2007年11月15日木曜日

船場吉兆隠蔽工作

船場吉兆「取締役が改ざん指示」…パート販売員ら証言
商品偽装
 高級料亭「吉兆」を展開するグループ会社の一つ「船場吉兆」(大阪市)の消費・賞味期限表示改ざん問題で、福岡市の店舗「吉兆天神フードパーク」の売り場責任者のパート女性従業員らが14日、福岡市内で記者会見し、九州地区担当の湯木尚治取締役(38)から直接、期限を延ばして販売するよう具体的に指示されていたことを明らかにした。

 農林水産省の調査で、商品ごとの在庫や販売数を記した日報が毎日、本社にファクスで送られ、パソコンで経理処理されていた事実が判明したことについても「日報を見れば本社でも期限切れ商品の販売は分かると思う」と話した。

 記者会見したのは、販売責任者のパート1人とアルバイト3人。吉兆側がこれまで「販売責任者の判断でラベルを張り替えた」と説明していることを受け、反論するために弁護士も同席した。

 説明によると、販売責任者は店舗オープン3か月後の2004年5月に働き始めたが、すでにラベルの張り替えが行われていた。湯木取締役から弁当とすしの売れ残りは廃棄するよう指示があったが、それ以外は4人とも廃棄の指示を受けたことはなかったという。

 女性従業員らは、賞味期限が近づいた栗(くり)の総菜について、昨年12月ごろ、電話で問い合わせた際、延長して販売するよう指示された。それでも売れ残ったため、さらにもう1回改ざんをしたという。

 ちりめん総菜でも、「日持ちするんやから、1か月延ばせ」と命じられ、その場でラベルを張り替えて販売した。06年2月には、市内で開かれた催事で売れ残った「栗入り黒豆プリン」約200個を、湯木取締役や船場吉兆の社員らがこの店舗に持ち込み、女性従業員らが湯木取締役らの目の前でラベルをはがしたという。

 一方、販売責任者は、問題発覚から3日後の10月31日、船場吉兆が経営する市内の別の日本料理店の個室で、事実上、「軟禁状態」にされ、すべて自分の判断で改ざんしたとする内容の文書を湯木取締役から示され、「会社の役員にしか見せないから、名前を書いてくれ」と要求され、拒否したことも明らかにした。販売責任者が「すべて相談してきたじゃないですか」と拒むと、「あんたがしたことやないか」と湯木取締役からなじられたという。

 これに対し、船場吉兆本店は、従業員が報道陣に「何も答えられない」「上の者にも連絡できない」とし、再三の取材申し込みに応じていない。

(2007年11月15日1時49分 読売新聞)


非公開の取材で行われる取材は信憑性がないものです。

しかし、今回のパートさんの発言は結構信頼できるような気がします。

時間給で働いている人たちが今後再就職を考えると、顔を出して全国に知られてしまうと大きな不利益を被る可能性がある。

そこで非公開。

本人達は真実を話す事を選んだ。

立派です。

次から次へ偽装の実態が明らかになる吉兆。

そろそろ本当の事を言う記者会見を開いたほうがいいのでは?


みっともない。

社会人として、料理人として!

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