2007年4月20日金曜日

タクシー値上げ申請

タクシーの値上げ申請のニュースがあります。
今、この時期ほんとに大丈夫なの?
景気がよくなっているというけど客離れは大丈夫なの?

数週間前にタクシー運転手さんへ密着したドキュメントがありました。
それは都会ではなく地方のタクシー運転手さん(50歳代)でした。
手取りは何と「10万円」です。今時福利厚生の事を除けば
大学生のアルバイトでも稼げる金額です。
しかもタクシーの運転手さんは拘束時間が長く、長時間乗務する事により
腰痛などの職業病も心配な重労働者です。
その運転手さんが1番嘆いていた事は「客離れ」
もっと利用しやすい金額ならお客様はのってくれるのにとの事でした。
価格破壊と言って何でもかんでも安くするスーパーがあります。
そんなスーパーは仕入先や、流通過程での工夫でどうにかなる
かもしれませんが、たとえLPGを使っているとは言え原価を下げる事
ができないタクシー会社は乗務員に「歩合性」という名の下、人件費の
調整をするんです。
さらに初乗り金額がアップして客離れが加速すれば運転手さんの手取りは
更に減少するでしょう。
ましてや代行運転業が急成長している昨今、金額が逆転してしまう事も
あります。
私が住んでる所では、自宅からタクシーで往復して酒を飲みにいくより
行きがマイカーで帰りが代行の方が、片道10km程度では約3000円代行運転の方が安いんです。
代行は交渉で金額をきめる地方もあるので一概には言えませんが、普通考えたら代行を選ぶでしょう。
先が見えているのにどうして値上げ申請するのか理解できません。
値上げしても、乗務員さんの給料が確保できるように各会社もかんがえてもらわないと!
この前代行に乗ったときの運転手さんは、本業=タクシーで空いている時間が夜間代行だそうです。
二種免許を持っているタクシー運転手さんは便利なんでしょうね!
でも生活を守る為にやるバイトで身体を酷使すれば事故の危険性も当然増すわけで・・・・・・・・・・



東京地区のタクシー運賃改定は物価に一定の影響を与えるため、同会議が国交省の認可前に審議することになっている。東京地区では、現在660円の初乗り運賃を750~810円に値上げする申請が出されている。同会議では委員の一部から否定的な意見も出された。
 国交省は今月6日、長野、大分両県での値上げを認めている。今後、東京地区を始め、審査条件を満たしている地区で順次値上げを認める方針だ。
(2007年4月20日0時26分 読売新聞)

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